禁煙を促す言葉やイラストは、効く人と効かない人の差が大きいです。
効く人は、なんらかの罪悪感を感じつつもタバコが止められない人達です。こういうタイプには、心理的な促す言葉やイラストは抑止効果があります。促す言葉では、「胎児に影響を与える」「肺がんや脳梗塞の危険が倍加する」「タバコ代でもっと楽しいことが出来る」「ここで吸うのはマナー違反」などです。イラストでは、体がボロボロになっている所や、周りの人に迷惑がかかっている様子が効果を発揮します。
逆に、全く罪悪感を感じないで吸っている人には抑止効果はありません。こういう人達は禁煙と書かれている場所でも平然とタバコを吸いますし、歩きタバコも堂々とします。健康やマナーなどについて云々言った所で、気にも留めないので意味がありません。
喫煙人口を減らすには、前者のような罪悪感を持ちつつ吸ってしまう人達への抑止を呼びかけたほうが効率が良いでしょう。
禁煙したいけれどもニコチン依存でやめられない、という喫煙者に対しては、チャンピックスなどの禁煙治療薬が効果を発揮します。チャンピックスはニコチン依存症になっている人でも、ドーパミン切れを起こさせずに治療していく所が特徴です。チャンピックスに含まれているバレニクリンという有効成分が、脳にあるニコチン受容体に先回りして結合するので、後でタバコのニコチンが入ってきても美味しいと感じにくくさせる効果もあります。ニコチン受容体に結合すると、バレニクリンは少量のドーパミンを脳内に放出するので、ニコチン切れを起こさず、禁断症状などに苦しめられずに禁煙治療を行うことが出来ます。
ニコチン依存に陥っている人にも有効な薬です。